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アンコウは、水深100メートル以上の海底で生息し、平らな体と大きくひろがる口をしているので、見た目にはグロテクスな魚です。口の上についている擬餌状体を使って、小魚を誘い寄せて食べる習性があります。体長は雌が雄よりも大きく、1.5メートル以上になるものもいます。アンコウは、皮も身も、ともに軟らかいので普通の方法ではおろせません。そのため、カギに吊るして切る「つるし切り」が有名です。また、アンコウは七つ道具といわれ、捨てる部分がない魚とされています。七つ道具とは、皮、肝臓(アンキモ)、ぬの(卵巣)、水袋(胃)、えら、とも(尾の部分)、柳肉(ほお肉)のことで、すべて食べることができます。

店頭では、ほとんどがぶつ切りで売られていますが、身肉を見て桜色で透明に近いものを選びましょう。

新鮮なものは刺身で食べられますが、一般的にはアンコウ鍋がおすすめ。白菜、ネギ、大根、ニンジン、シイタケなどの野菜と一緒に味噌味で食べたり、水炊きでポン酢をつけて食べるといいでしょう。また、アンキモをつぶして付けて食べると最高です。また、アンキモを蒸してから、薄切りにしてワサビじょう油や共酢で食べるとまたおいしい。

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