ウチワエビ ウチワエビは、日本の太平洋岸から東シナ海にかけて分布しています。水深50〜300メートルの砂泥底に生息していて、体長は17センチほどになります。体は平たく、頭胸甲は赤褐色でウチワ状に広がっているところからその名がつき、シャコエビとも呼ばれています。ウチワエビは、イセエビに近いエビの仲間で、味はイセエビによく似ているといわれています。特に、刺身にすると味も見かけもそっくりになるので、イセエビの代用品として立派に通用するほどです。しかも、値段は、イセエビの3分の1から4分の1ととっても割安です。

産地の市場や鮮魚店で、やはり生きた状態で求めることが基本となります。

殻を付けたまま塩ゆでにして、頭から真っ二つにすると身離れもよく食べやすくなります。マヨネーズやドレッシングをつけて食べると、まるでロブスターのよう。先に、身だけを殻から取り外して塩ゆでにしたり、甘辛く煮付けても格別の味です。味噌汁や寄せ鍋に入れると、エビのダシがよく出ていっそうおいしくなります。

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