イワシ イワシは、日本の沿岸から東シナ海にわたる海域に広い漁場があります。日本では、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシの3種類がよく知られています。マイワシは、回遊魚で、水深20〜70メートルあたりを大群で泳いでいます。寿命は7年ぐらいで、最大で25センチぐらいにもなります。20センチ以上の大物をオオガライワシ、15センチ以上はオオバ、12センチ以上をチュウバ、もっと小さいのはコベラやコバと呼びます。イワシの稚魚を薄い塩水でゆで七分乾きにしたものを「しらす干し」、さらに乾燥したものを「ちりめんじゃこ」と呼びます。マイワシは、成魚も健康食品として極めて高い価値を持っていますが、しらす干しのカルシウム含有量は親の6倍から7倍もあるといわれています。

体が反り返って丸々としたものがおすすめ。腹部が固くて、目が黒くウロコが光っていて、エラが鮮紅色をしているものが新鮮です。

海で獲れたばかりのイワシの刺身を食べると、その味と身の鮮やかな桜色のすばらしさは忘れられないものになるといいます。そのほか、フライや蒲焼き、つみれ汁、ハンバーグなど幅広いメニューに活かせます。しらす干しは、野菜とともにかき揚げにすると量も多くとれ、おいしく食べられます。缶詰の水煮は、骨ごと利用できるので、カルシウムの摂取に最適です。

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