カマスには、クロカマス、アカカマス、ヤマトカマス、オニカマスなどの種類があります。アカカマスは大きく鮮魚に向き、クロカマスはアカカマスに比べて水分が多く鮮度が落ちやすいという違いがあります。体はスマートですが、鋭い歯を持っています。頭が体の４分の１を占めるほど大きいという特徴があるので、サンマと同様に頭が小さく見えるものほど身は太っているといえます。本州中部以南に生息し体長は50センチぐらいですが、大型のものになると２メートルにもなります。カマスというと一般的にはアカカマスのことで「本カマス」とも呼ばれ、ずんぐりとした体型をしています。また、オニカマスは、シガテラというフグ毒によく似た毒をもっていて、人を襲うことがあるので注意が必要です。

	身がよく締まっているもので、持ったとき体がピンとして腹が固いものを選びましょう。しっかりウロコが付いているかどうかの確認も忘れずに。

	カマスは、水っぽく、淡白なので塩焼きにするといい魚です。また、開いて塩水に漬けたカマスを日陰に干して「カマスの開き」にします。焼いたばかりのカマスの開きに、スダチを絞ると一層おいしくなります。

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